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建設業の外国人採用でよくある失敗3選:着手前に知りたいこと

テーマ: 建設業の外国人雇用サポート
30秒で結論

建設業の外国人採用でよくある失敗は、費用の総額を後から知る・賃金設計があいまい・受け入れ体制がない、の3つです。特定技能ではJAC負担金やCCUS登録など人件費以外のコストがかかり、報酬は日本人と同等以上が要件です。着手前に費用・賃金・体制を設計しておくことで、途中で止まらない採用ができます。

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「知り合いの会社が外国人を入れてうまくいってる。うちもそろそろ」——そう思い立って動き始めたものの、進めるほどに想定外が出てくる。思ったよりお金がかかる。給料をいくらにすればいいか決めきれない。そして、いざ来てもらったら現場が回らない——。外国人採用は、うまくいけば大きな戦力になります。ただ、失敗するときのパターンは、驚くほど似ています。この記事では、建設業の外国人採用でよくある失敗を3つ、実際に起きる場面つきでお伝えします。着手前に知っておけば、どれも避けられるものです。

採用の道の落とし穴の手前で地図を確かめる社長のイメージ図

失敗1|費用を「後から」知って、資金計画が狂うのはなぜ?

一番多いのが、お金の失敗です。特定技能の外国人を受け入れるとき、多くの社長が「給料+α」くらいで見積もってしまいます。ところが実際は、人件費以外のコストがいくつも乗ってきます。

現場の場面でいうと、こうです。採用を決め、話を進めた段階で、「JACの年会費と受入負担金」「CCUSの登録料」「渡航や住居の準備」といった費用が次々に見えてくる。想定の資金では足りず、途中で計画が止まる——。

  • JAC:賛助会員の年会費や、受入負担金(月あたり)がかかる(※2026年7月時点)
  • CCUS:事業者・技能者の登録に費用がかかる
  • そのほか、住居・生活の立ち上げ費用など

費用の全体像は特定技能の費用総額で整理しています。「総額でいくらかかるか」を最初に押さえるだけで、この失敗はほぼ防げます。総額が読めていれば、資金が途中で尽きて採用を止める、という一番もったいない事態が起きません。

失敗2|賃金設計が「あいまい」だと、なぜ後で揉めるのですか?

次に多いのが、賃金の決め方です。「日本人の若手と同じくらいでええやろ」「相場より少し高めに」——この“感覚”で決めるのが危ないところです。

特定技能では、報酬は同一業務の日本人と同等以上であることが求められます。感覚で低く設定すると要件を満たせませんし、逆に控除の説明があいまいだと、本人が「思っていた手取りと違う」と不満をため込みます。この不満は、静かに離職や失踪の引き金になります。

  • 「相場」を数字だけで真似ると、要件も本人の納得も外す
  • 手取り・控除まで含めて、本人に分かる形で設計する
  • 同等報酬という要件を、設計の土台に置く

賃金設計の考え方は同等報酬要件の考え方特定技能外国人の給与相場で詳しく扱っています。ここは金額に直結するため、最初に丁寧に固めるべき部分です。手取りまで本人に説明できていれば、初回の給料日に「思っていた額と違う」と表情が曇ることもなくなります。

失敗3|「受け入れ体制なし」で雇うと、なぜ現場が回らないのですか?

3つ目は、採用をゴールにしてしまう失敗です。人が来た日から、本当の勝負が始まります。就業規則も、社会保険も、現場での相談役も整っていないまま迎えると、どうなるか。

想像してみてください。初日、現場に立った外国人が、休憩のルールも、給料日の仕組みも分からない。聞ける相手もいない。数週間で、表情が曇っていく——。受け入れ体制のなさは、こうして早期離職に直結します。

定着の具体策は特定技能外国人が定着しない理由と失踪を防ぐ労務管理にまとめています。採用は入口、体制づくりが本番です。相談役と教育役を先に決めておけば、質問が特定の一人に集中して現場が止まることもなく、来た本人も早く馴染めます。

3つの失敗、着手前にどう防げばいいですか?

3つの失敗は、どれも「後から気づく」から痛いのです。逆に言えば、費用の全体像・要件に沿った賃金設計・受け入れ体制——この3点を採用前に設計しておけば、途中で止まることも、来てすぐ辞められることも避けられます。準備が整っていれば、外国人採用は「賭け」ではなく「計画」になり、社長は落ち着いて人を迎えられます。

当事務所では、賃金設計・就業規則・社会保険といった労務まわりを、採用に着手する前の段階から顧問契約の中で対応しています。「動き出す前に、うちの場合はどう組み立てればいいか」を、Zoom30分の無料相談で一緒に設計しませんか。外国人雇用のご案内もご覧ください。費用や要件の最新情報は、必ず公式サイトでご確認ください。

参考(一次情報)

よくあるご質問

費用の総額を後から知って驚くケースです。特定技能では人件費のほかにJACの負担金やCCUS登録などがかかり、想定より総額が膨らみます(※2026年7月時点)。
「相場より少し高めに」といった感覚で決めると、日本人と同等以上という報酬要件を満たせなかったり、後から不満につながったりします。要件に沿った設計が必要です。
就業規則や社会保険、現場での相談役が整っていないと、早期の離職や失踪につながります。採用は入口で、体制づくりが定着を左右します。
防げます。費用の全体像、要件に沿った賃金設計、受け入れ体制の3点を採用前に設計しておけば、途中で止まる事態を避けられます。
賃金・就業規則・社会保険といった労務まわりは社労士に相談できます。当事務所では顧問契約の中で、採用前の設計から対応しています。
社会保険労務士 中峯崇文

この記事の執筆・監修:中峯 崇文(社会保険労務士)

中峯社労士事務所 代表|社会保険労務士 登録番号 第27110112号採用定着士

建設業に特化した社会保険労務士として、残業対応や一人親方の移行など、現場の労務を毎月扱っています。外国人雇用では自ら監理団体を立ち上げて運営し、採用定着士として採用と定着の設計まで踏み込みます。

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