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若手採用に強い建設会社がやっている就業規則の見せ方

テーマ: 建設業の就業規則作成
30秒で結論

若手が応募をためらう会社は、求人票と就業規則の条件がズレていることが多いです。休日・給料・キャリアの道筋を求人票と規則で一致させ、将来像を見える化すると、若手が安心して応募でき、入社後のミスマッチも減ります。採用は待遇を整える話であり、就業規則はその設計図になります。

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求人サイトに掲載して一ヶ月、応募はゼロ。同じ地域の会社には若手が入っているのに、なぜうちには来ないのか——。よくよく求人票を見ると、休日は「週休制」、給料は「当社規定による」、仕事内容は「建設全般」。書いた本人は嘘を書いたわけではないのに、読む側の若者には何ひとつ具体的に伝わっていません。若手採用に強い会社は、就業規則で決めた条件を、そのまま求人票で「見せて」います。この記事では、採用の入口で若手に選ばれるための、就業規則の見せ方をお伝えします。

親方から新しいヘルメットを受け取る若手職人のイメージ図

なぜ若手は「条件が曖昧な会社」を避けるのですか?

今の若手は、スマホで何社もの求人を並べて比べます。そのとき「当社規定による」としか書いていない会社は、比較の土俵にすら上がれません。情報が無いと、若者は最悪のケースを想像して、そっと別の会社へ進みます。

  • 休みがどれくらいあるのか分からない → ブラックかもしれないと警戒される
  • 給料が経験でどう上がるのか見えない → 将来が描けず応募を見送られる
  • 面接に来た若者の親が「そこ、大丈夫なの」と止める

曖昧さは、誠実さではなく不安として伝わります。条件をはっきり見せることが、若手にとっては安心の材料になります。

求人票と就業規則がズレると、何が起きますか?

求人票では「週休二日」と書いたのに、就業規則では違う定めになっている。入社した若手が数ヶ月で「聞いていた話と違います」と辞めていく——これは採用でいちばん避けたい失敗です。

  • 今どうなっているか:求人票は採用担当が勢いで書き、就業規則は別物として棚にしまってある。
  • 整えるとどう変わるか:求人票の条件が就業規則という裏付けを持ち、「示した条件」と「実際の条件」が一致する。
  • 社長の毎日がどう変わるか:入社後の「話が違う」がなくなり、せっかく採った若手が早期に辞めていく徒労から解放されます。

求人票は約束、就業規則はその根拠です。両方をそろえておくことが、ミスマッチを防ぐ最短の道です。入社時に渡す労働条件通知書も、同じ内容にそろえます(建設業の労働条件通知書・雇用契約書の書き方)。

キャリアの見える化は、規則にどう落とせばいいですか?

「入って何年で、何ができるようになって、給料がどう変わるのか」。この見取り図があるかどうかで、若手の目の輝きは変わります。とくに建設業では、建設キャリアアップシステム(CCUS)の技能レベルと処遇をつなげて見せると説得力が増します。

  • 経験年数・資格・役割ごとに、任される仕事と手当の道筋を書く
  • 「見習い → 一人前 → 職長」といった段階を言葉にする
  • その段階で何が変わるかを、口約束でなく規則に落とす

キャリアが見えると、若手は「ここで頑張れば、こうなれる」と自分の三年後を描けます。それが「この会社で腕を磨きたい」という応募動機になります。

若手が「ここで働きたい」と思う見せ方とは?

現場見学に来た若者に、社長が「うちは残業も少ないし、資格も取らせるよ」と口で説明する。悪くはありませんが、その場限りの言葉は記憶に残りません。同じ内容でも、就業規則と求人票に書かれた「文字の約束」は、家に帰ってからも読み返せます。

  • 休日は「週休制」で止めず、週休のパターンや年間休日の考え方まで具体的に
  • 残業は上限規制(原則 月45時間・年360時間)を踏まえた実態を正直に見せる
  • 資格取得の支援や昇給の道筋を、制度として明記する

正直に、具体的に。取り繕った好条件より、裏付けのある等身大の条件のほうが、今の若手には信頼されます。

採用に効く就業規則を、どう作り始めればいいですか?

やることは、難しくありません。まず今の求人票と就業規則を並べて、ズレている箇所に印を付ける。それだけで「うちは何を約束できていないか」が見えてきます。定着まで含めた設計は職人が辞めない会社の就業規則で、時間外の考え方は36協定の書き方で補えます。

採用は、待遇を整える仕事です。就業規則はその設計図になります。当事務所では建設業の就業規則作成を顧問の基本料金内で行っており、Zoom30分の無料相談で「今の求人票と規則、どこがズレているか」から一緒に点検できます。最新の制度や金額は、必ず公式サイトでご確認ください。

参考(一次情報)

よくあるご質問

規則そのものが求人になるわけではありませんが、休日や給料、キャリアの道筋が明文化されていると、求人票で具体的な条件を示せます。曖昧な求人より、条件がはっきりした会社に若手は集まりやすくなります。
入社後に「聞いていた条件と違う」となり、早期離職やトラブルの原因になります。求人票で示した休日や手当は、就業規則と一致させておくことが基本です。
入社後に何年でどんな資格を取り、どの役割や手当に進めるかの見取り図です。建設キャリアアップシステムの技能レベルと処遇をつなげて示すと、将来像が伝わりやすくなります(※2026年7月時点)。
変わります。週休や祝日、天候中止日の扱いが具体的に書かれていると、親御さんも含めて安心材料になります。曖昧な「週休制」だけの表記は、敬遠される一因です。
まず今の求人票と就業規則を突き合わせ、ズレている点を洗い出すところからです。当事務所では顧問の基本料金内で作成・改定を行っており、無料相談で現状の点検からお手伝いできます(※2026年7月時点)。
社会保険労務士 中峯崇文

この記事の執筆・監修:中峯 崇文(社会保険労務士)

中峯社労士事務所 代表|社会保険労務士 登録番号 第27110112号採用定着士

建設業に特化した社会保険労務士として、残業対応や一人親方の移行など、現場の労務を毎月扱っています。外国人雇用では自ら監理団体を立ち上げて運営し、採用定着士として採用と定着の設計まで踏み込みます。

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